その2レーシック手術当日

検査の一週間後にオペの予約をした。
オペの次の日からは仕事が3連休なので、その日を選んだ。
事前に渡された目薬をオペ前日から使用します。


さてオペ当日がやってきました。
仕事を半日で終わらせて、午後早い時間にオペです。
この1週間、意識していつもより多くのシーンでめがねを使った。
「これがもうすぐ不要になるのか」と少し感慨にふけりながら。
もうねえ、wktk状態なんです、見えるようになることを想像すると、とっても楽しみ。


クリニックに入り受付&支払いを済ませ、特に緊張するわけでもなくオペ前検査を待つ。
名前が呼ばれ簡単な検査を行い、ドクターの問診&説明を受ける。
ここからオペが終わるまで専門のナースが付っきりになってくれる。


点眼麻酔をさされ、シャワーキャップみたいなキャップを被り、簡単なオペ着を着せられる。
そうしていよいよオペ室に移動である。
手術台に寝かされ、位置決めを行う。
頭の位置は一度決めたら動かさないように言われる。
「それでは開始します」の声とともに固定器具を使い眼を開かせる。
麻酔が効いているので、「何かやってるな」と分かるけど痛みはない。


オペは


フラップを作るのに片眼20秒程度、
部屋を移動してレーザーで角膜を削る作業も片眼20秒程度というもの。
なので手術はあっけなく終わった。
ただひたすら眼球を動かさないように意識した。
噂どおり、レーザー照射時の「焦げた匂い」にちょっとビビリますがね。
オペ中の痛みは全然ないです。
術後院内の安息スペースで安静にして、30分後には歩いて帰れます。
帰り道がちょっと不安だったので、あらかじめ妻に迎えを頼んで一緒に帰ったんだけど、
オペ後すぐに視力が出てるので、全然ひとりで帰れたな。
「一週間は外出時に保護メガネをかけるよう」に言われ、防塵メガネのようなものをかける。
視界はもやがかかったように白い世界だ、しかしくっきり見えているじゃないか。
残念ながら今のところハロ・グレア現象もハッキリと出ているようだ。


30分くらいで麻酔が切れるらしく、ちょっと眼がゴロゴロしだした。
帰り渡された4種類の目薬。
抗菌目薬が2種類、乾き目用、痛み止め用だ。
説明書に従って点眼する。


眼がヒリつくので早めに寝ることにする。


ところで老眼の話なんですけど、僕らの年代だともう避けて通れない話です。
オペ前、乱視&近視の私は裸眼で遠くは見えませんが近く(手元)はバッチリ見えます。
同世代、または年下で老眼鏡を使う人たちを見てなぜか少しだけ優越感を持っていました。
「俺はまだ見えるぜ=老化してない」みたいな。遠くは見えないくせにね(笑
近視用のメガネをかけたまま手元が見えないようならば、もうすでに老眼ということです。
はい、ショックですねーー。
なので今回受けるような視力回復手術を行うと、
「遠くは見えるようになるけど、近くを見るには老眼鏡が必要になる」との説明を受けた。
これには正直悩んだけど「近くと遠く」、どちらかを選ぶなら「遠く」を選ぶ。
中年以降でこのオペを受ける人は、それなりの覚悟をした方が良いでしょう。
はっきり言ってオペ後は手元が見えなくなりました。
「果たして釣りの仕掛けを結べるのか?」