ご当地流に一日入門

今日はイナダ釣りへと、茨城は鹿島地方へ行って参りました。
釣り方は和製ルアーこと弓ヅノでの釣り・・・のつもりでした。
爆釣の情報を聞きつけて行ったのですが、
自分が釣り場に着いたときにはもうすでに朝組みが引き上げるところでした。
朝早くは一時食いが立った、ということでした。ざんねん〜


その「祭りの後」の日川浜突堤を後にして、南浜と呼ばれているあたりに移動しながら偵察です
ここは100メートルおきくらいに突堤が20本くらいありますねー




どの突堤も2〜4人くらい釣り人がいた。
時合は過ぎてしまったようなので、のんびり情報収集です。
大き目のウキをつけて流しているので、てっきりカゴ釣りをしているのか?と思いました。
地元ご隠居風釣師に声を掛けてみる。
「カゴ釣り?エサ釣りですか?」「そうだよ、ヨドでな。」
え???「ヨド」???ってなーに??
巻き上げたところを見せてもらいました・・・
コマセカゴなどは無くって、針には小さい魚が付けられてる・・・
「・・・サヨリですか、それ?」
「う〜〜ん・・クルメサヨリっていうんだ」
「クルメサヨリ?」
「そう」
サヨリの仲間で主に北浦とか淡水にいるやつで、この辺ではヨドっていうんだ」
「時期になると、このヨドが川を下って海に来るのさ、それをイナダが捕食するわけ」
そう親切に地元ご隠居風釣師は教えてくれた。
サヨリなのに淡水なんですかあーーー、へえええーーー」
そのとき、ウキが見事に消しこんだ!!
残念ながらバレてしまったが、魚は回って来たみたい
眼前でそんなの見せられたからじっとしてられなくなった!
そのエサを売っている場所を聞いて、買いに行くことに。
弓ヅノの用意しかしてないので、ウキなども買うハメに。

「もう今日は残り少ないのよ」とエサ屋さんのおねいさんに言われながら
無事にエサを手に入れ、見よう見まねで仕掛けを作る。
2本針仕様で1本を頭の後ろに、もう1本を孫針としておしりにかける。
ハリスに通したゴム管がポイントで、ヨドのくちばしに差し込む。
(仕掛けの写真を写すの忘れたあああ)
これがまたいい具合に魚を固定できるんだ。
巻いてくるときにまるで魚が泳いでいるように見えるし・・
その巻上げ時もヒットする確率が高いそうな・・
先人の知恵ですねーーー
仕掛けとエサの付け方を見てもらい「ま、いいんじゃないの」ということで
いよいよ参戦です。
もうねえ、この方を今日の「師匠」と勝手に決めました
なにせ初めての場所で初めての仕掛けなんだから。
ボクの真剣な?熱意?に応えてくれるかのように師匠は投入から流し方、
アタリがあった場合の合わせ方、取り込み方などなど手取り足取り教えていただきました。


干潮から上げ始めの時合に、師匠は2ヒット1バラシでワカシを1ゲット。
ボクはビギナーズラックを期待していたのだけど・・・
師匠は「今度の時合は満潮から下げだす2時頃から4時までの間」と予言。

時合(じあい)・・・一日のうちで魚が就餌行動をする時間、すなわち釣りのチャンス時間
魚によるが潮の動き始めや、潮の流れが替わったときなどが大きなチャンス


その2時をちょっと過ぎたあたり、ボクのウキが消しこむ!
「まだ合わせるなよー、まだだぞまだまだ〜〜」
「あい」
一度沈んだウキが浮かび上がってきて、再度大きく沈んだ・・・
「よーし、合わせて〜〜!」
糸フケを取り、竿を合わせる・・・と、魚が乗った(=針掛かり)した。
俺ねえ、この瞬間が釣りをやっていていちばんスキなんだ。
アタリに合わせて魚が乗った瞬間ね。
「乗りましたあああ〜〜〜」
「よーし、慌てるなよー、でもテトラには突っ込まれるなよー」
「あい」
ま、ワカシクラスなので楽勝ですけど。

でも初めてやった仕掛けで獲れたのは師匠のおかげっすー、うれぴー(死語w
師匠もなんかえらく喜んでくれました。
きっと教えた甲斐があったのではないでしょうか??www
結局この一匹だけでしたが、二人でウキを眺めながらあれこれと喋って楽しかったです。
なんか心に残る一日でした。
師匠は5〜6本。


漁師さんが突堤の近くまで網を入れに来ていたのでこの後は微妙かな・・・