マン島

イギリスにマン島と言う小さな島があるんですけど、
毎年そこでバイクの公道レースが開催されています。
歴史があるレースで、マン島TTレースと言えば聞いたことがある人もいるはず。
これ(公道レース)を島の復興のため三宅島でやってみたらどうか?と言うことで今回、
東京都の石原知事が、マン島まで見学に行ったことでも話題になりました。


そのマン島レースに毎年果敢にチャレンジしている日本人ライダーがいたそうです。
悲しいことに予選中に追突されて入院後に亡くなるというニュースが。
そのサムライ・ライダーの名は前田淳選手・・合掌。
私はもうレース観戦(国内だけど)から離れて20年くらい。
残念ながら前田淳選手の活躍を知ることはなかったのですが、
小林ゆきさんのブログで名前を聞くくらい。


レースの映像は過去に何回も見ましたが、コースの道路の周りにはコンクリの塀とかで、
エスケープゾーンなんて、ほぼない状態です。
コケたらライダー&バイクに甚大な被害が及ぶのは明白。
毎年死者やけが人多数が出るような話は聞いていました。
(後続車に追突されたと言うことで)このような理由で前田選手は亡くなった訳では
なさそうですが・・・
危険だから・・・とかそういうことを超越してないと走れませんでしょうね・・・
一体何がレーサーをかき立てるのでしょうか。


マン島TTレースの名前を知ったのは、小説「汚れた英雄」で(故・大藪春彦氏)。
角川で映画化されたとき(1982年)に見に行きました。
草刈正雄さんが主人公で、ライダー吹き替えが平忠彦選手。
いちばんレースをよく観に行ってた頃ですね。
開幕シーズン鈴鹿2&4に始まり、全日本&地方の筑波や鈴鹿200kmとか、
夏の8時間耐久や、北は菅生(SUGO)一般道日帰りとか無茶なことを(遠い目


ヤマハが平選手で、スズキが水谷選手、ホンダが木山選手、阿部選手・・
高井幾次郎さんや石川岩男さん・・カワサキと言えばキヨさん和田さんや喜多選手・・
海外ではキング・ケニーロバーツ、コーク・バリントン、ウンチーニ、ルッキネリ、
タカズミ、スペンサー、マモラ、ガードナー、アルダナ、ローソン・・・


あああ・・なんて故人の多いことか。


現在の平さんとか水谷さん、とてもカッコいいです。