バイクの試乗会@お台場

ikuiku2005-03-27
さて、今日はカワサキ試乗会です。
今朝、気が付いたんですけど試乗会がある、って(笑
いい天気で楽しめました。


試乗会の場所は東京のウォーターフロント、お台場です。
お台場と言えば、ふた昔前は知る人ぞ知るウインドサーフィンのメッカ。
・・あとはハゼ釣り場でも有名でした。夜景もキレイで穴場的なオトナの遊び場・・でしたネ。
まぁ、今はフジテレビが話題を独占ですかな・・・って言うか、すっかり観光地・・

試乗コースは、そのフジテレビ社屋を仰ぎ見る駐車場特設コース。
写真には写ってないですが、画面左にもコースは続いています。


試乗車はカワサキの好きなバイクを3台選んで・・
事前に(と言うか今日の朝)特約バイク店の承認を貰って来たので無料でした。
それが無ければ・・・500円。
10時半くらいに着いたら試乗の午前分は完売・・で午後を待つ!


暇つぶしに露店を見て回る。マニアックな店が多いですなw
100円カップヌードルを食べる。ノーマル味。
おお!!GIVIの出店があって、ケースもフィッティングもすべて半額!!
あああ・・・でかいケース欲しい・・・しかしどうやって持って帰るかが問題だ。
「すべてお持ち帰り価格ですよん♪」とお店の人・・・
そんなこんなで午後待ち人が急に列を形成しだした!!GO!!


今回はマニアックな3台!を試乗!!

試乗1台目、Z750S



http://www.bright.ne.jp/lineup/z750s/index.html
http://www.kawasaki-motors.com/mc/kinfo/intermoto/z750s_index.jsp
この春のニューカマー、水冷4気筒インジェクション、逆輸入車
個人的にイチバン気になるバイク。
ストリートファイターZ1000のスケールダウン、Z750にハーフカウルが装着されたモデル。
高速域ではウィンドプロテクトがかなりヨイらしい。試乗では確かめられないけどネ
アバンギャルドなZ1000&750に比べメーター周りとか全体的にオーソドックス。
Z1000→Z750→Z750Sと追加モデルが出るたびに初期のコンセプトが薄れて,
アクが抜けるっていうか一般ウケを目指すのね。


ハーフカウルの形状は最近の欧州アルプスローダー系の顔にも見える。
後述するZR-7Sの後釜になるかも?・・・な〜んてとても気になる噂も。

川崎重工業は2輪車向けエンジンの機種数を今後3年間で3割程度削減する。
2輪車メーカーとして比較的規模が小さい同社が、ホンダやヤマハ発動機など
大手メーカーと互角にエンジン開発を続けるのは非効率と判断した。
06年から欧州で適用される排出ガス規制「ユーロ3」への対応を進めるのを機に、
エンジン共通化を推進する。

足つきは、身長172センチで両かかとが少し浮くくらいだ。
見た目よりハンドルが遠くて、思ったより前傾姿勢になる。
もっとアップライトなポジションを想像していたが。
さて、期待を胸にギヤをローに入れる。ショックは少ない。
半クラでスタート、おんやぁ〜・・・1速でノッキングが出てますね・・
全然フツーに発進したんですけど・・・??かなりカリカリ言ってますよ。


海外向けナナハンなので国内縛りが無く110馬力と言うことですが、
まぁ新車なのでアレなんですけど、パワー感が乏しいです。ホントに110馬力?
低中速トルクは・・・そこそこかな。上のほうで炸裂するのかなぁ?
低速コーナーの旋回性は良好。「ペタッ」と寝て「クルッ」と回ります。
この辺が最近のバイクですねぇ〜〜感動しますヨ。
気になったのはスロットル全閉から立ち上がりで少し開けたときに、
唐突なショックが・・・・インジェクションの調教不足が露呈する。
低速域でギクシャク感が強く出てしまうにゃ・・・ふうむ。
他の人もそんな感じで乗ってましたね・・傍から見ていて分かるくらい。


今回の試乗車、2台あって(青と黒)黒色のほうでした。
どうもコンディションが万全とは思えなかったんですけど・・??
あのノッキングと、パワー感の無さとスロットルを開けたときのショックは変と思う。


変テコなタンクの形状から、マグネット式タンクバッグ付くのかしらん・・?
それにしてもセンタースタンド欲しいなぁ・・・

試乗2台目、ZR-7S



http://www.kawasaki-motors.com/model/zr-7s/
ZR-7にハーフカウルが装着されたモデル。空冷4気筒ナナハン。
ベースとなったネイキッドZR-7は、もう販売されてないようですね。
エンジンのルーツをたどれば・・・あうあう・・ザッパーZ650、'70年代の名機ですな。
化石のようなエンジンです。よく今のエミッションに適合できますねぇ・・


Z650→(ボア・アップして)→Z750FX-Ⅱ、Ⅲ、→Z750GP→GPz750→(空白)→
→ゼファー750→ZR-7・・
・・・と長い歴史を刻んできたエンジン。ワタクシもリアルで変遷を見てきました。
Z1系とは違う、あくまで国内向け軽量ハイパワーを目指したエンジンと車体作り。
仮にも結構長い期間、カワサキ国内モデルの頂点に君臨していたエンジン。
はっきり言って(空冷最後のエンジンと言われた)GPz750(F)の、
当時のパワー感には程遠いです。
実際10馬力は落ちてるとか。
体感的には10馬力以上です・・って言うかGPz750って上限の77馬力以上出ていた気がします。
これが化石エンジンを現代に適合させるために抜かれた牙、と言う訳ですな。
具体的に言うと、騒音と排ガスを適合させるため、でしょうか。
皮肉にもパワーと引き換えに乗り易くなった訳で・・意外と高評価なのですよん。
多分ね、ユーザーは大型ビギナーと超ベテランという極端な気がします。
気になったのは、スポンジーなブレーキタッチ。エア噛んでるかと思ったぞ。
こんなところに悪い伝統を受け継がないで欲しい(笑


しかし、です。これ・・・欲しいのです。ぶふ・・次期候補車かも。
Nからローにシフトするとカワらしい伝統の音とショック、
キャブの持つ、いい意味で柔らかくファジーな感じ、大容量タンク(22リッター)プラス
低燃費での連続航続距離、箱が似合いそうなフォルム、
信頼のエンジンに整備性が良いセンタースタンド、何より安い車両価格、などなど。
・・・オジサマを中心に密かな人気車なのよん。
ポジションとか、やけにしっくり来るなぁ・・いいなぁ・・
足つきも、ほぼべったりだし・・・

試乗3台目、W650



http://www.kawasaki-motors.com/model/w650/
現代に甦ったダブワン。空冷2気筒650cc。
う〜〜ん・・・ダブワンをイメージして乗るとキビシイかも。
いや、さすがのワタクシも乗ったことは無いですがね、ダブワン&ダブサン
身近で乗っている人がいたので、ま、実車の雰囲気は分かります。
静かで振動も少ない。拍子抜けな・・・って、そりゃぁ〜現代のバイクですからね!!
バイク自体、いい雰囲気は持ってますよ♪
エンジンの造形はかなり魅力的だし。足つきはべた足よ〜。
何より、せかされる感じが全然ないっ、てのはいいなぁ・・・
・・・これが最大の魅力かなぁ・・・


飛ばさないバイクと言えども、心もとない貧弱なブレーキは許せん。
走りはもっとトルク感とか鼓動感とか強いといいかも。
せっかくの360度クランクでしょ?そんなに騒音規制ってキビシイのかしらん・・?
アップハンは乗らなかったけど、ローハンドルはいい感じです。
ステップ・・前過ぎじゃないかなぁ・・ちょっとしっくりこない。


ま、自分の好きなようにイジれば良い訳でね。
う〜〜ん・・・あと10年すれば似合うかなぁ?


しかし、スポークホイールにチューブタイヤは勘弁ですな。
山の中でパンクしたら泣くぜぃ。GSでも直してくれないぜ〜。
もうね、タイヤレバーとパッチと地球糊とポンプ持ってツーリングとか・・いやんw
技術的にスポークでもチューブレスいけるんだから、考えよカワサキ


さて、見事なまでにオジサン好みな3台ですた。
SSバイク?う〜〜〜〜ん・・・・人気あるので待ち時間が長い!
って言うか・・・もう選択肢に無いなぁ。

試乗を終えて


次の愛車にするなら・・・ZR-7S。
Z750Sもセンスタ付けてくれるなら考える。いっそのことアルプスローダー路線はどう?
でもあのギクシャクは許せん。楽しさをスポイルするぞ!
W650はチューブタイヤなので無条件で×


・・やっぱり12Rの加速は麻薬な訳で・・・そう簡単には乗り換えられない・・
12RはSSに比べれば楽チンなポジションと、神経質でない操縦性。
2000年式なので完成度はちょっとアレだけど、作り手の魂が入ったモデル。
イチバン楽しいのは高速道路かな。直線番長でもよし、高速コーナーもよし。
ツーリングも全然オッケーだけど、流れが遅い道や渋滞だとかなりストレス。
これは(想像)水温が上がると各種補正が入り、ギクシャクした走りになるという
12R特有のネガな部分。ドンつきも強く出る。
想定されるスピードレンジが高すぎるんだよなぁ・・冷却系もそういう想定ね・・・


車重が200kg以下で排気量が600〜1,000ccくらいで、馬力が100psを超える程度で
気筒数は2気筒以上で、アップライトなポジションで(可変ポジションとかないのかな?)
燃料タンクが20リッター以上で、燃費がリッター25㌔以上でレギュラーで
センタースタンドが付いていて、最低ハーフカウルが付いていて
積載性に優れていて、チューブレス&キャストホイールで・・・


・・・なバイクが欲しいです