冬山遭難、奇蹟の生還

福島県山形県にまたがる吾妻山に先月30日に登山し、遭難した埼玉県羽生市
会社員の男性(55)が11日午後3時ごろ、
福島県北塩原村のスキー場「グランデコスノーリゾート」近くに自力で下山し、
同スキー場の従業員に救助された。
12日ぶりの下山で、衰弱しているが意識はしっかりしており、命に別条はないという。
男性は5日分の燃料や食料を持ち入山。食料が尽きてからは沢の水や雪、
塩やだしの調味料で飢えをしのぎ、テントで夜を過ごしていた。
時事通信さんより)


以下は本人さん

「初めから失敗だった。正月だけで5回も登山したルートで、生意気になっていた」
「昼は歩き、夜は小型テントで過ごした。風邪薬や食塩を栄養剤代わりにこまめに取った。
入山時に所持していた食料は5日間で尽き、その後は雪や沢の水を飲んで飢えをしのいだ」
「助かって本当にうれしい。まず間違いなく駄目と思っていた」
「とにかく雪を食べて、毎日7時間づつ歩きました」
「介護を受けている母親がいる。(母親は)自分の仕送りだけでやっているのを、
歩いている最中にずっと考えていた。(自分が)死んだら困ると」
「けがはなく空腹感だけ。はっきりいって自分の甘さで、冬山も夏山も一切やめるつもり」

本当に助かってよかったですね。
山男らしく、しきりに自分の行動を責め立てていた会見が印象的でした。
以前、北アルプスの山岳救助隊のドキュメントを見たことがありますが、
遭難者は瀕死の重傷を負いながらも救助隊に「迷惑かけてごめんなさい」と繰り返す。
私は登山はしませんけど山が好きですヨ。


ビッグコミックオリジナルに連載している「岳 みんなの山」(石塚真一著)オススメ。
主人公・三歩だったら、きっとこの人に・・・
「生きていてくれてありがとう、よくあきらめずにがんばったね。」
「ちゃんと体力を温存する術を知っているし、凍傷も最大限避けていたし、えらい。」
「山をやめる??う〜〜ん・・・とにかく山を嫌いにならないでね」
・・・って言ったかも??


でも危険を感じたら「中止にする勇気」を持とうじゃありませんか、みなさん。
もちろん山に限らずね。


今まで地道に積み重ねてきた経験は「やめるべきときはやめる」必要性がある場面でこそ、
最大限発揮されるべきだと思います。
生意気言ってすいません・・・・



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これを食べたいために通いました、ハイ。