赤ちゃん用浮き輪

国民生活センターより

絶対に目を離さないで!!浴槽用浮き輪で乳幼児の溺死も!

浴槽用浮き輪とは


浴槽にすっぽり入る大きさのほぼ四角い浮き輪の真ん中にパンツ型のシート部分がついており、
そこに足を通して座った状態で浮くことができる浮き輪。お風呂用浮き輪やバスフロートなど
いろいろな呼称がされているが、ここでは「浴槽用浮き輪」と呼ぶ。


風呂での浮き輪による事故
危害情報システムには、同種の事例が2件寄せられた。なお、医学学会等では、
浴槽用浮き輪による溺水事故が9例報告されており、中には死亡した重大な例もあることが
今回の調査でわかった。


浴槽用浮き輪による転覆事故の検証


乳幼児のダミー人形を用いた検証では、浮き輪のパンツ部にしっかり乗せ、静かに浮かんでいれば、
転覆・転落することはなかった。しかし、乳幼児の身体がしっかりシート部に納まっていないで
身を乗り出したような場合や、浴槽の水量が不足気味で乳幼児の足が底につくような場合には、
重心が高くなり、後ろにバランスを崩すと転覆・転落する可能性があることが分かった。

実物を見た訳ではないが、プールなんかで見る、足を入れて座るタイプのよう。
・・こんな事故が起きるんですね・・・
って言うかお風呂で浮き輪を使う・・・なんて知りませんでした。
ま、経験のない人には解らないでしょうけど、
保護者が一人で乳幼児を風呂に入れる、というのは実に大変な作業です。
要するに浮き輪に子供を入れておいて、その間に他の子を洗ったり、自分が洗ったりする訳ですな。


聞いた話ですけど、ある母親がひとりで、二人の子供を風呂に入れていました。
もうすぐ3歳になる上の子を洗っている間、一歳前の下の子を浴槽の中でつかまり立ちさせてました。
母親がふと気づくと、いつの間にか下の子が浴槽に沈んでいました。
びっくりした母親が、下の子を浴槽からすくい上げると、その子はケタケタと笑ったそうな。
足が立つから・・・なんていっても気が抜けませんね・・・