アフターマフラー

ちょっと最近気になるニュースが・・
クルマやバイクのリプレイス・マフラーにまつわる話です。

交換用マフラーの音、「純正」並みに規制強化へ 国交省2007年01月09日05時58分


自動車や二輪車のマフラー(消音器)の交換や改造で生じる騒音への苦情が相次いでいることから、
国土交通省は交換用マフラーの騒音規制を強めることを決めた。交換用マフラーは出力向上やドレスアップのために車用品店などで売られ、愛好者も多い。対象は08年1月以降に製造される製品で、
国交省はかなりの騒音低減につながると期待している。


国内の市販車に標準装備された「純正品」のマフラーは、走行中や加速中の騒音にも規制がある。
しかし、交換用は停車状態で測る騒音の基準を超えなければ車検を通る。
基準をクリアしているとして「適法」をうたう製品も多いが、実際は走行中や
加速中の基準を超えるケースが見受けられる。国交省が乗用車の交換用マフラー63製品を
調べたところ、半数近くが基準を超えていた。


このため、国交省道路運送車両法の施行規則などを改正し、
交換用マフラーも純正品と同様に走行中や加速中の基準をクリアしなければ
市販品として認証せず、車検も通らないようにする。
騒音を抑える装置をマフラー内から簡単に外せる製品の使用も認めない。


1月31日まで国民からの意見を募ったうえで、7月に導入する予定。
現在、使用中の車は対象外となる。また、排気量250cc以下のオートバイや
バイクも規制対象にする方向だが、車検がないため実効性が課題となる。


交換用マフラーの販売数の正確な統計はないが、国交省は年間数十万本販売されているとみている。
国交省の電話相談窓口に寄せられる自動車関連の意見・苦情の約4分の3を
排気騒音関連が占めることから、同省と環境省が規制強化を検討していた。
(asahi.comさんより)

ま、ノーマル主義な人には関係しませんですけど。
せっかく規制緩和で気軽にマフラー交換を楽しめるようになったのにね。
アフターの基準(停車時の音量のみ規制)は国交省が作っておきながら、
「半数近くが走行音の基準を超えている」・・だから新たな規制、とは笑止千万。
問題はいわゆる「爆音マフラー」だと思うのだけど・・・
いくら規制を強化しても、車検時にノーマルに戻す前提で改造している人には効果なし。



クルマ業界で言えば、アフターマフラー業界もJASMA対応品を作るかたわら、
車検のときだけインナーサイレンサーを付けてパスする仕組みのモノを作ったりとかね。
そういう姿勢も問題だったのではないか。


「現在使用中の車両は対象外」と言っているが、将来どうなることやら・・
以前のような「ノーマル以外は認めない」時代に逆行しそう。