フランシーヌの場合

今日は3月30日です。なんかねえ特別な日な気がするんです、毎年。

3月30日の日曜日 パリの朝に燃えた命ひとつ フランシーヌ・・

ま、今年は日曜日ではないのですけど。


・・・この歌をコドモの頃、意味も分からずよく歌っていました。
子供って、ストレートに言葉を捉えますよね?意味とかなく。
だからワタクシは燃えた命=焼死、「火事か何かで焼け死んだのかな〜?」
ぐらいに考えてました。
「フランスで死んだからフランシーヌなの?」なんて質問もした覚えが。


そのあとフツーに成長して、「きっと恋の歌なんだなぁ〜」なんて考え直して、
幼かった自分を恥ずかしがったものです。

そう、つい最近までそう思っていました。


調べものをしていて偶然、フランシーヌにたどり着いて愕然と!

フランシーヌと言う人は女性で実在していた。
ベトナム戦争などに抗議して1969年3月30日の日曜日の朝、パリで焼身自殺した!!

・・という・・・


ああ・・・実はその幼かった当時の脳裏に残っていた言葉「しょうしんじさつ」、
きっと誰かにその歌の真実を教え込まれていたのか。
・・・無垢なコドモにそんなことを話すなよ、って・・・


サイゴン陥落」
漢字は読めなかったが、記憶の中に記号として残っているんだな。
「陥落=かんらく」と言う字が。

ホントのことを云ったら オリコウになれない

ああ・・なんて深い歌なのだ。
この歌を歌った新谷のり子さん、まだご活躍な様で・・・

参考ページ:コレクター天国さん。
homepage3.nifty.com/ctengoku/pagefrn.htm